しずかにおりていく帳の向こう
2012年 01月 09日
暗闇まであと少しの時間があるから、それまでに告げておかなくてはならない言葉を伝える相手はもういない。
午前5時の冬のにおいは、しっかりと冷たくて
だからふとんに絡む足首が
ゆっくりと毛布を剥いでいくまでの
その重たい空気に微睡んでしまう
なのに時間はしっかりとその秒針を紡いでいき
午前六時のエンジンを
乱雑にひねってみる
たぶんに日付が変わる事には
またあたたかなふとんに潜る込むのだろうけれど
もうそれまでの密度に耐えきれる理由もなく
すでに足先はきんきんに冷えきっていて
かわいた車内の暖房が
無理矢理に体中の毛細血管を温め直している
冷えきったものはきっと足だけではない
ラジオの音楽に
目が冴えていくのと反比例していくのは
たぶんにたぶんに
自分という奥底のなにかだった、と思う。
遅くなりましたが
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
素敵なお写真ですね。
夜の帳がゆっくりと広がっていく瞬間が好きです。
とはいえ、日々の慌しさに流されてゆっくり日が落ちていくのを眺める余裕がないのが現実ですが(汗)
あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
素敵なお写真ですね。
夜の帳がゆっくりと広がっていく瞬間が好きです。
とはいえ、日々の慌しさに流されてゆっくり日が落ちていくのを眺める余裕がないのが現実ですが(汗)
0
Commented
by
eureka_kbym at 2012-01-11 22:06
by eureka_kbym
| 2012-01-09 21:42
| X100
|
Comments(2)