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2011年 08月 31日
八月が終わる。またなにもなかった。
光を入れたそのガラスの器は、少しずつ今日という色を吐き出していく。
2011年 08月 30日
せり上がってくる疑問は片付けられないままで、それでも二本の足は歩みを拒むことはできないのだ。
少しだけ涼しげ。少しだけ夏を感じる。
庭先の紫陽花が、季節をまちがえて咲いていた。
2011年 08月 29日
一瞬を愛でる。
2011年 08月 28日
愛しい記憶でさえぼやけていくのだから日々のこまごまとしたことは忘れていける。忘れなくては両足が重くてうまく...
そういうことでまた春がくればいいのに、と思う。
日常に一石投じられるのが怖くてならない。
そこにあるのは悠久という自分の呼吸よりもはるかに永いものであることを知ってしまえば
2011年 08月 25日
欠落したものを上手に埋め合わせる術だけは、うまくなってしまった気がする。
2011年 08月 23日
僕の背中には見えない糸があって、それは高い高い次元にある意志によって、右に左に僕をあやつっているのかもしれ...
そこにだけに集中し、ころがっているあらゆる情報を捨象すれば、自分がそのなかで最も美しいと感じているものに針...
2011年 08月 21日
海を見る人の、その2000分の1の瞬間、地球の呼吸はそっと足下にふれた。
2011年 08月 20日
夢より遠いところにそれはあるのだと気づいた。
2011年 08月 19日
それは真夏の昼下がりであるのに、曖昧な太陽は曖昧なままに二重まぶたの瞳を閉じた。
置いてかないでと言える人がいるというのはたぶん贅沢なことなんだろうと思うのです。女々しいのでしょうか。
2011年 08月 18日
波の満ち引きに足跡は消えていくけれど、覚えておきたいことはたしかにあるのだ。
2011年 08月 17日
君じゃない、君じゃない、そう君なんだよ。
2011年 08月 16日
徒歩で進むことを忘れなければ、たぶんたどり着くはずの道の歩き方を、彼女らはきっと知っているのだろう。
現在、EOS6D EOS5Dmark2 X100 X100Tを主に使ってあちこち撮り歩くだけのブログです。http://eureka69.exblog.jp/fp/cameras
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